鍋の季節がやってまいりました。
鍋といえばポン酢ですが、市販のポン酢を買わなくても、自分で手軽に作ることができます。
お好みの柑橘類を使ってポン酢を作ってみませんか?
簡単に作れて、びっくりする美味しさです。
基本のポン酢の材料
(作りやすい分量)
- 柑橘類(カボス、すだち、柚子等)の果汁:60ml
- みりん:60ml
- 醤油:30ml
- めんつゆ:30ml
- だし昆布:3cmくらい
比率は
果汁:みりん:醤油:めんつゆ=2:2:1:1
基本の「ポン酢」の作り方
【1】柑橘を2つに切ってレモン絞り器か手で絞り、果汁を取っておきます。果肉が入ってもOKです。種と皮は取り除いてください。
【2】鍋にみりんを入れ、火にかけ沸騰させて煮切り(アルコール分を飛ばし)、冷ましておきます。
【3】深めの瓶や鉢に、果汁、煮切ったみりん、醤油、めんつゆ、だし昆布を入れ、混ぜ合わせたらできあがりです。
だし昆布が柔らかくなった頃が食べごろです。
基本の「ポン酢」のポイント
- 先に調味料の量を決めてから柑橘を絞ると、果汁の量が思ったより少ない…ということもあるので、絞った果汁の量に合わせて、他の調味料の量を決めるといいと思います。
- 柑橘類の白い皮の部分に苦味があるので、あまりギューギュー絞らないようにしましょう。
- 柑橘類がない時は、市販のレモン果汁やグレープフルーツジュースでも作れます。ただし、レモンを使うとかなり酸っぱいポン酢になります。
- 作りたてよりも、翌日以降の方が味がなじんでおいしいポン酢になります。
鍋料理の前日に作っておくのがおすすめです。
冷蔵庫で1週間ほど保存できます。
基本の「ポン酢」を使ったレシピ
ポン酢は、鍋に限らず、サラダのドレッシングや調味料としても使えます。
おすすめのレシピをいくつかご紹介します。
サラダ
レタス、トマト、きゅうり、しそ、玉ねぎスライス、水菜など、お好みの野菜とツナをポン酢で和えます。
ドレッシングよりもサッパリとしたサラダになります。
冷奴
豆腐に生姜、みょうが、しそなどの薬味をたっぷりとのせて、ポン酢をかけます。
豆腐は絹ごしがおすすめです。
鶏の煮物
鶏肉(もも肉か手羽先)をポン酢に漬け、30分ほどなじませたら、鍋に入れて火にかけ、30分ほど煮込みます。
味をみて、甘みが欲しい場合は、お好みで砂糖を足してください。
火を通すとポン酢の酸味はなくなりますが、ポン酢の働きで肉は柔らかく、サッパリとした煮物になります。
基本の「ポン酢」のまとめ
「ポン酢」と言うからには「酢」でできているのかと長年思っていましたが、違いました。
ポン酢といえば「ミツカン味ぽん」で育ってきましたが、口に入れた時にギュワッとくる酸っぱさが私はちょっと苦手でした。
この基本の「ポン酢」は、出汁の旨味と甘みが効いていて、とてもまろやかなので、市販のポン酢が苦手な方にもおすすめです。
鍋のスープは、水に白だしを少し入れたものや、それに味噌と豆乳を加えたものをよく使います。
どちらもポン酢がよく合います。
ぜひお試しください。
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