食器洗い乾燥機(食洗機)を導入したら家事が超ラクになった件

食器・道具のレビュー

どんなに忙しくても疲れていても、避けては通れない食器洗い。
共稼ぎで子どもも小さいので、日々の家事負担を少しでも減らしたく、食器洗い乾燥機(食洗機)を導入しました。
結果は大正解でした。
使い始めて早1年、毎日フル稼働しています。
今回は、食洗機の種類と選び方、食洗機のメリットや注意点、おすすめの食洗機、お手入れ方法等について書いてみたいと思います。

食洗機「ビルトイン型」と「据え置き型」どっちがいい?

家庭で使う食洗機には、ビルトイン型と据え置き型の2種類があります。

タイプビルトイン型据え置き型
設置場所キッチン台の下(引き出しの中)キッチン台の上
設置方法引き出しごと入れ替え給水管と排水管をつなぐ。
DIYもできるが専門家に頼んだ方がよい。
置いて給水管と排水管をつなぐ。
DIYできる。
メリットキッチン台を占領しない。
運転音が静か。
賃貸物件でも設置できる。
価格が安い。
デメリット賃貸物件では設置できないこともある。
価格が高い。
キッチン台を占領する。
運転音が気になる。
導入費用20万円前後10万円前後

初めからビルトイン型の食洗機が付いているキッチンもありますが、後から設置することも可能です。
ビルトイン型の場合、国内メーカーは、実質的にパナソニック、三菱電機、リンナイの3択です。
海外製は、Miele(ミーレ)、GAGGENAU(ガゲナウ)、BOSCH(ボッシュ)など。
価格は、国内メーカーより高めです。

据え置き型の場合、実質的にパナソニックかAQUAの2択です。

ビルトイン型と据え置き型、それぞれメリット・デメリットがあるので、設置場所の条件、使い方、大きさ、予算、に合わせて選べばいいと思います。

食洗機の容量

小型の食洗機もありますが、「大は小を兼ねる」ので、設置する場所さえ確保できれば、できるだけ大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。
食器だけでなく、包丁、まな板、フライパン、鍋、炊飯器の内釜なども洗えるのでラクです。

食洗機の設置に必要なもの

食洗機の設置には以下のものが必要です。

  • 食洗機本体
  • 給水ホース(付属品)
  • 排水ホース(付属品)
  • 分岐水栓

分岐水栓の取り付けは専門家に頼みましたが、自分でDIYする方もいるようです。
排水ホースは付属品の長さが足りなかったので、長いものを別途購入しました。
ホームセンターでも同じ口径のホースが売られていますが、微妙に合わないこともあるようなので、純正品を購入しました。

ビルトイン型は、キッチンの引き出しごと交換することになります。
そのため、引き出し全面のパネルが、キッチンの他の引き出しと違う色や材質になってしまう場合もあります。

据え置き型の場合は、食洗機を置くスペースが必要です。
食洗機を設置するスペースがない場合は、専用の台(シンクの上に渡すラックや、シンクの上にせり出すように置くタイプのもの)を設置します。

据え置き型を選んだ理由

我が家のキッチンは、シンクの下に食洗機用の分岐水栓があるので、はじめはビルトイン型の食洗機を設置するつもりでした。

ところが、シンクの下面や収納部分の出っ張りがごくわずかに干渉してしまい、シンクの下に設置できるサイズの製品がありませんでした。

専門家に相談したところ、シンクの下は無理でも、その隣にある小引き出しを外せば設置できるとのこと。
しかし、そうすると菜箸や調味料を収納している引き出しが丸々使えなくなってしまいます。
また、シンクの真下かすぐ隣に食洗機ができないことになるので、シンクで予洗いした食器を食洗機に入れる途中で水がポタポタ垂れそうです。

そうなると、食洗機を導入するメリットより、作業の動線が悪くなるデメリットが上回りそうな気がしたため、結局ビルトイン型は諦めて、据え置き型にしました。

選んだのは、据え置き型のパナソニックNP-TH1です。
(※現在は生産終了していますが、2019年9月に後継機種NP-TH3が発売されています。)

この機種を選んだ理由は

  • ネットで定価より安く買えた
  • 「エコナビ」で省エネできる
  • デザインが良い
  • スペースに収まる

私の家の場合は、水切りカゴを置いていたスペースに置くことができたので、食器洗い作業の導線も変えずに済みました。

食洗機を導入して良かった点

食洗機を導入してよかったことは以下のとおりです。

  • 時短(毎食後15〜30分の食器洗い時間が、5分に短縮)
  • 衛生的(高温洗浄・強力洗剤で、子どもの食器も安心)
  • 省力化(洗浄後に乾燥もしてくれるので、食器を拭く手間がない)
  • 節水(手洗いの約6分の1)
  • 光熱費の節約(手洗いの約2分の1)

良かった点は、とにかく

食器洗い中に他のことができる!

これにつきます。
そして、手洗いよりもきれいになります。
油汚れ、納豆のネバネバ、おろし金、ザルなど、手洗いしにくいものがキレイになります。
現在は、食洗機に入らない鍋や食洗機で洗えないものだけ手洗いしています。
水切りカゴを置くスペースはなくなりましたが、空いている食洗機を水切りカゴ代わりに使っています。
洗い物の量が多い時は、使い終わった調理器具から順に食洗機に入れていき、一杯になったら食洗機を一回運転します。
その間に食事をして、食事が終わる頃には、調理器具も洗い終わっているので、今度は食器を入れて洗います。
こうすると、シンクに「食洗機待ち」の洗い物が滞留せず、時間も効率よく使えます。

食洗機を使って気になった点

デメリットというほどではありませんが、食洗機を使って気になった点は以下のとおりです。

  • 運転音が大きい
  • 時間がかかる
  • 専用の洗剤が必要

ビルトイン型なら、運転音は静かなので気にならないと思います。
据え置き型の運転音も慣れれば気にならなくなりますが、深夜に使わない等、運転する時間を選ぶといいと思います。
時間がかかって困る場合は、時短モードを使うと多少短くなります。
私も、すすぎの後、乾燥が始まったら食洗機をストップして扉を開け、自然乾燥させることもあります。

食洗機のお手入れ方法は?

日頃のお手入れは、フィルターを取り外して台所用洗剤で洗うだけです。
汚れのひどいものや食べかすは軽く水で流してから食洗機に入れれば、食器の汚れも落ちやすく、庫内も汚れにくくなります。

ただ、それでもだんだん庫内に茶渋のような色が付いたり、油や魚の匂いが残ったりするようになります。
その場合は、庫内を空にして、お手入れモードで洗うとキレイになります。
庫内洗浄用の洗剤もあります。

専用の洗剤を使わない場合は、クエン酸を大さじ3杯ほど入れてお手入れモードで庫内を洗うと、匂いが取れます。
庫内の油汚れも落としたい場合は、セスキが効果的です。
排水溝のフィルターの下にたまる茶色い汚れもキレイに取れます。
ただし、重曹は食洗機が壊れるので使えません。
専用の洗剤を使わず、過炭酸塩(酸素系漂白剤)を使う人もいるようですが、メーカーから動作保証はされていません。

食洗機まとめ

私の場合、食洗機は導入して大正解でした。
導入したのは、据え置き型のパナソニックNP-TH1ですが、どの食洗機でも大きな違いはないと思います。
食洗機に限りませんが、人力でも機械でも結果は同じなので、機械にできることはどんどん機械にやってもらい、体力は温存して、自分の時間や家族と過ごす時間を作った方がいいなとしみじみ思いました。

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