鶏のもも肉で作る、大人も子どもも大好きな唐揚げのレシピです。
鶏の唐揚げと聞くとハードルが高そうですが、ポイントさえ守れば、初心者でも失敗せず、おいしく作れます。
鶏の唐揚げは、外食チェーンでもスーパーのお惣菜コーナーでも気軽に食べられますが、自分で作るとおいしさが違います。
揚げたてでも冷めてもおいしく食べられるので、おかずにもおつまみにもお弁当にもおすすめです。
鶏の唐揚げの材料(2〜3人前)
- 鶏もも肉:2枚
- 醤油:大さじ2
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 生姜:すりおろし大さじ1
- にんにく:すりおろし小さじ1(チューブでOK)
- 片栗粉:適量
- サラダ油:フライパンに1cm程度
- レモン汁:適量(お好みで)
鶏の唐揚げの作り方
【1】鶏もも肉の皮を上にして包丁でブスブスと穴を空けます。
【2】裏返して黄色い脂身や血の塊を取り除き、筋を切ります。
【3】一口大より少し大きめに切り分けます。(揚げると縮むため)
【4】ボウル(食品用ポリ袋でもOK)に鶏肉、酒、みりん、醤油、生姜、にんにくを入れてよく揉み込みます。
【5】冷蔵庫に30分ほど入れ、味をなじませます。
【6】フライパンに油を入れ火にかけます。
【7】鶏肉の水気を切って、片栗粉をまぶします。
【8】油に菜箸を入れて小さな泡が出たら、鶏肉を油に入れます。
【9】低温で2分揚げ、周りが白っぽくなってきたら裏返して1分揚げ、いったん取り出します。
(余熱で中まで火が通ります。)
【10】火を強くして油の温度を上げたら、再び鶏肉を入れて二度揚げします。
【11】衣がキツネ色になり、鶏肉が軽くなったら、取り出して油を切ります。
(油を切る網がなければ、キッチンペーパーを敷いたお皿でもOKです。)
できあがり。
お好みでレモン汁や塩を振ってどうぞ。
千切りキャベツやマヨネーズを添えると、定食のおかずになります。
鶏の唐揚げのポイント
- 鶏もも肉の黄色い脂身はできるだけ取り除きましょう。
唐揚げ用にカットされた鶏肉も売っていますが、黄色い脂身が残っていることが多く、食べた時にヌルッとして食感が悪いので、面倒でもなるべく取り除くことをおすすめします。 - 鶏もも肉の代わりに胸肉を使う場合は、皮を取り除いてください。
- 片栗粉をまぶす前に、キッチンペーパーで鶏の水気を必ず拭き取りましょう。
水気がのこっていると、粉もつきにくく、油もはねます。 - 片栗粉は揚げる直前にまぶしてください。
まぶしてから時間が経つと、粉が水分を吸ってべったりしてしまいます。 - 油の量は、鶏肉の厚みの半分ほどあれば大丈夫ですが、必ず二度揚げしてください。
一度で仕上げようとすると、中は生っぽいまま、外側だけ焦げてしまうことがあります。
二度揚げすることによって、鶏肉の中まで火が通り、衣もカラッと揚がります。 - 唐揚げを冷凍する場合は、揚げてから冷凍してください。
ラップで包んで保存袋に入れて冷凍しておき、食べる時はレンジで30秒ほど温めた後、トースターでカリッとするまで焼くと、揚げたてと同じくおいしく食べられます。
鶏の唐揚げの注意点
- 鶏肉は必ず中までよく火を通しましょう。
- 生肉をつまむ菜箸と、揚がった唐揚げを皿に取る菜箸は、別のものを使いましょう。
調理器具のおすすめ
今回使った調理器具のうち、おすすめのものをご紹介します。
【鍋】ル・クルーゼ:TNSディープフライパン
ル・クルーゼと言えば、ココットが有名ですが、フライパンも優れものです。
TNSディープフライパンは、一般的なテフロン加工よりも上質なテフロン加工が施されていて、耐久性もよく、4年ほど使っていますが、炒め物、焼き魚、ホットケーキ、餃子、目玉焼き、パエリア、何でもくっ付かずきれいに焼けます。
また、熱の回りが均一で、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物もしやすいです。
長持ちするので、安いフライパンを頻繁に買い換えるよりも、コスパはいいと思います。
【包丁】ヘンケルス:ツヴィリング フィット
柄がカーブしていて、持ちやすく、疲れにくいデザインです。
刃に適度な重みと粘りがあり、手強い食材を切る時にも力負けしない安心感があります。
鶏の皮もよく切れ、ノーストレスです。
【ナイフブロック】ヘンケルス:ナイフブロック5本用
キッチン台の扉の裏側にも「包丁差し」が付いていますが、乳幼児がいると危なくて使えないので、キッチン台の奥にナイフブロックを置いています。
ヘンケルスのナイフブロックにはいくつかランクがあり、私が使っているものはもっとも安いタイプですが、一般的な三徳包丁、パン切り包丁、牛刀、ペティナイフ、キッチンバサミが収納でき、使い勝手がいいので気に入っています。
鶏の唐揚げのまとめ
映画『南極料理人』に、鶏の唐揚げを作るシーンが出てきます。
詳しく書くとネタバレになるのでやめますが、観た後に、無性に唐揚げが食べたくなります。
そんな時にぜひ作ってみてください。
このレシピで作れば、『南極料理人』の主人公にも文句を言われないと思います。
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