うちには幼稚園児の娘がいます。
普段は給食で、週に一回お弁当の日があります。
お弁当を作って持たせますが、たびたび残して帰ってきます。
残した娘も、作った私も、凹みます。
そんなことが続いたある日、お弁当の作り方をちょっと変えてみました。
すると、完食して帰ってくるようになりました。
そこで今回は、そんな幼稚園児が完食できるようになったお弁当作りのコツを書いてみたいと思います。
子どもがお弁当を残す理由4つ
当初、娘がお弁当を残す理由は「キャラ弁ではないから」だと思い、野菜を型抜きしたり、おにぎりに海苔で顔を描いたりしてみました。
が、娘は食べてくれませんでした。
悩んでいたある日、担任の先生との面談と、娘との会話で、お弁当を残す理由が分かりました。
それは、次の5つでした。
- 量が多い
- 食べにくい
- 親が食べさせたいものを一方的に詰める
- お楽しみがない
そこで、ひとつずつ改良することにしました。
1. 量が多い → 量を減らす
以前は、お弁当が「足りないとかわいそう」と思い、何でも多めに詰めていました。
が、担任の先生から、娘がお弁当を降園時間まで食べ続けているという話を聞きました。
完食を強制しない園ですが、先生が止めても、頑なに食べ続けていたようです。
帰ってきたらおやつを与えればいいので、思い切って半分くらいの量に減らすことにしました。
2. 食べにくい → 食べやすい形・大きさにする
小さいお弁当箱をスプーンやフォークで突つくのはまだ難しいようで、お腹は空いているのに、食べるのに疲れて、残してきたこともありました。
そこで、おにぎりは海苔で巻いて手で食べられるサイズに、おかずもお箸と手だけで食べられるようにしました。
3. 親が食べさせたいものを一方的に詰める → 子どもと相談して決める
初めの頃、私は娘の希望を聞かずにおかずを決めて、お弁当を作っていました。
色どりやバランスのために、苦手なものも入れていました。
しかし、食べたことのないものを詰めた時や、食べたことがあってもいつもと違う料理・味付けにした時は、残しました。
そこで、食べたことのないものに挑戦するのは、お弁当ではなく家での食事の時にし、お弁当には親が食べさせたいものを一方的に詰めるのではなく、娘の希望を聞いてから作ることにしました。
すると、「唐揚げと、タコさんウィンナーと、ブロッコリーと、…」と答えが返ってきました。
私「ゆで卵と卵焼き、どっちがいい?」
娘「卵焼き!」
と好みも結構はっきりしていました。
4. お楽しみがない → ちょっとお楽しみを付ける
手の込んだキャラ弁はできませんが、時間をかけずにちょっとお楽しみがあるお弁当にしてみました。
- ウィンナーをタコの形にする
- 卵焼きにカニカマを入れる
- デザートを付ける
デザート禁止の園もあるかもしれませんが、果物を入れたり、小さいゼリーを付けたりすると、とても喜びます。
デザートが楽しみでお弁当を食べているみたいです。
幼稚園児が完食できるお弁当の写真
これは改良前のお弁当です。↓
これが改良後のお弁当です。↓
お弁当のレシピ
定番のお弁当レシピをご紹介します。
子どもは意外と保守的で、毎回中身が同じでも(むしろ同じ方が)喜んだりします。
おにぎり
ご飯に好きなふりかけ(ゆかり、しゃけ等)を混ぜ、握り寿司一貫分くらいの量をラップに包み、食べやすい形に軽く握ります。
ラップを外して(まだラップを上手くはがせないため)、持ちやすいように海苔を巻きます。
カニカマ入り玉子焼き
カニカマ2本をフライパンで軽く焼き、一旦取り出します。
卵1個に、砂糖小さじ1、白だし小さじ半分を入れ、よく混ぜます。
フライパンにサラダ油をひき、卵半量を入れたらカニカマを乗せ、巻きます。
残りの卵も入れて、さらに巻いて焼きます。よく火が通ったらできあがり。
たこウィンナー
赤いウィンナーの下半分に切り込みを入れます。
少しずつ回して、足が6本になるように切り込みを入れます。
(8本にすると千切れやすいため。市販のたこウィンナーを使えばもっと簡単です。)
フライパンで足がカールするまで焼きます。
ブロッコリー
沸騰したお湯に塩を入れ、小房に分けたブロッコリーを茹でます。
柔らかめに茹でたら、水で冷まして色止めをします。
お好みで、マヨネーズを添えるか、白だしにくぐらせます。
鶏の唐揚げ
レシピはこちら↓
プチトマトのマリネ
プチトマト10個のヘタをとり、沸騰した湯に20秒程入れたらすぐに冷水につけ、皮を剥きます。
保存容器に、砂糖とオリーブオイル各小さじ2、塩ひとつまみを入れ、トマトを浸けます。
※味付けはお好みで加減してください。赤、オレンジ、黄色、緑などカラフルなプチトマトを使うと子どもが喜びます。
幼稚園児が完食できるお弁当の作り方まとめ
キャラ弁禁止、冷凍食品禁止の幼稚園もあるみたいですが、子どもが喜んで食べてくれるなら、私はどんなお弁当でもいいと思います。
お弁当を作るのも楽になりました。
はじめは1時間ほどかかっていたのが、今は15分くらいでできます。
娘が「お弁当全部食べたよー」と言って帰ってくると、私もうれしくなります。
私が幼稚園児だった頃は、母が毎日お弁当を作ってくれました。
が、たいてい苦手な「ホウレン草のソテー」が入っていて、いつも残しては先生に叱られ、しょんぼりしていたことを(何十年も経った今でも)憶えています。
(今では、ホウレン草のソテーは大好きです。)
そして、たまに完食できた時(たぶんホウレン草が入っていない時)は、とてもうれしかったことも憶えています。
娘が完食して帰ってくると、「足りないのではないか」と思い、またギュウギュウに詰めたくなりますが、そこはガマンして少なめをキープししています。
完食できると、子どもながらに自信がつくと思うので、栄養や色のバランスが多少悪くなっても、完食できるように作ってあげようと思います。
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